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彦根仏壇ができるまで

彦根仏壇〜現場の小箱〜
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彦根仏壇と職人と仕事の用語集
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仏壇作り全体の流れ

1.本体部分の流れ

●仏壇は、桧(ヒノキ)、杉、紅松(ベニマツ)を中心とする木材で作る骨組み(木地)が元になるので、完成に至る全体図を描く時は、この「木地」の流れを中心に置くのが一般的です。

●木地を塗装し終わったものは「塗り下(ぬりした)」、塗り下に対して金箔押しが終わったものは「箔下(はくした)」と呼ばれます。

2.宮殿(くうでん)と彫刻の流れ

●宮殿は一般には「屋根」と呼ばれます。宮殿、彫刻いずれも、塗装されていない状態のものは本体と同様に「木地」と呼ばれます。

●宮殿または彫刻の木地は、仏壇店から宮殿師または彫刻師にそれぞれ6〜10本分を単位として発注され、できた木地は仏壇店でストックされます。そこから必要に応じて塗り→金箔押し(または金粉蒔き)と進めます。

●これらについても、塗りの終わったものを「塗り下」、金箔押しまで終わったものを「箔下」と呼びます。

3.錺金具(かざりかなぐ)の流れ

●錺金具師は、仏壇店から注文を受けると、銅または真鍮を材料とする「生地」を作り、仏壇店に納品します。

●仏壇店はこれをさらに別の業者に渡してメッキ加工または色付けを施します。

4.蒔絵(まきえ)の流れ

●1.で紹介した「塗り下」には、引き出しなどの前面を飾る「蒔絵」のための板(蒔絵板)も含みます。

●仏壇店は塗師から塗り下を受け取った後、板ごとに蒔絵を描く範囲と図柄を指示した上、蒔絵板を蒔絵師に渡して蒔絵を描いてもらいます。

5.最終組立

仏壇店は1.での箔下を準備するのに合わせながら2〜4によるパーツを揃えた後、錺金具・彫刻・蒔絵・宮殿を本体に組み込み、雨戸と障子を吊り込んで完成させます。

「七職」と仏壇店の関係

工程ごとに独立している「七職」

彦根仏壇の製造は、伝統的には7種類の職人達による分業で行われており、「七職」と呼ばれています。

七職とは、「木地師」「宮殿師(くうでんし)」「彫刻師」「塗師(ぬし)」「金箔押師」「錺金具師(かざりかなぐし)」「蒔絵師(まきえし)」の7種です。

「七職」は通常、同じ工房の中で作業することはなく、それぞれが自分の工房を持ち、自営業者として活動します。

仏壇店は何をしているのか

仏壇店はそれぞれの職人に順次注文を出し、出来上がったものを受け取ります。

仏壇の売れ足によって、本体・宮殿・彫刻それぞれの木地・塗り下・箔下や、錺金具の生地などを在庫として保管することにより、売場に陳列していない仏壇の注文を受けた時、少しでも早く完成・納品できるようにしています。

彦根仏壇製造のフローチャート

各パーツの移りかわりを示すフローチャート

仏壇店と「七職」の関係図